浜福のストーリー
震災後の海から最初に水揚げされたタコとの出会い。「多幸(タコ)」の願いを込め、ひとつひとつ手づくりで仕上げるタコシウマイが生まれるまで——。
ふくしまの海から、
最初に届いたもの。
2011年3月11日、東日本大震災は新地町の漁業にも甚大な被害をもたらしました。小さな港町が、海と向き合う時間を、しばらく止めた日でした。
それから時を経て、試験操業で最初に水揚げされたのはタコでした。新地の海が再びつないでくれたその一匹から、「浜福のタコシウマイ」の物語は始まります。
これまでの歩み
-
2012.06試験操業
震災の翌年、新地町で試験操業が始まる。最初に水揚げされたのはタコでした。
-
2020.12市場が再開
新地町の魚市場が再開。町にふたたび魚の声が戻る。
-
2021.06商品開発スタート
常磐もののタコを使ったシウマイづくりが始まる。
-
2022.03タコシウマイ販売開始
「多幸(タコ)」の願いを込めた手づくりタコシウマイを、新地町の特産品として発売。
-
2022.12ふくしま満天堂プレミアム 受賞
福島県のブランド「ふくしま満天堂」のプレミアム商品に選定。
-
2023.02ふくしまベストデザインコンペティション ブロンズ賞
パッケージの部でブロンズ賞を受賞。
-
2024.05ジャパンフードセレクション 最高賞グランプリ
第75回ジャパンフードセレクションで、福島県の商品では初のグランプリを受賞。
-
2024.08新地駅前「浜福」OPEN
JR新地駅前に直売店「浜福」を開店。カフェスペースも併設。
-
2025.02シュウマイオブザイヤー 2024 受賞
全国のシウマイの中から選んでいただきました。
-
2025.05大阪・関西万博へ
「福島復興展示」に登壇。復興ブランドとして、国際的な場へ。
-
2025.12ご当地冷凍食品大賞 金賞 受賞
全国ご当地冷凍食品大賞 2025-2026 で金賞を受賞。
タコシウマイができるまで
浜福のタコシウマイは、常磐もののタコを100%使用しています。小ぶりで旨みの強い新地のタコは、噛むほどに甘みが広がる素材です。
下ごしらえ、餡の仕込み、ひと粒ずつ手で包む工程まで、工房ではすべて手仕事で進めます。機械包装では出せない、ふっくらとした食感を守るための選択です。
冷凍便でお届けするため、蒸気の上げ方、急速冷凍のタイミングまで、素材に合わせて調整しています。解凍後も、できたての味わいでお召し上がりいただけます。
「多幸」と書いて「タコ」と読む当て字に、「多くの幸せ」という意味を重ねました。震災の海から、食卓へ。幸せをひとつでも多くお届けしたい——浜福のブランドネームには、その願いが込められています。
新地町と、常磐ものの海。
福島県の北東端、相馬郡新地町。JR常磐線が走り、太平洋に面した小さな海沿いの町です。沖合で獲れる魚介類は「常磐もの」と呼ばれ、豊かな漁場として長く評価されてきました。
浜福は、この新地町の漁港と共にあります。漁師さんが獲ったタコを工房まで運び、その日のうちに下ごしらえを始める。地域の循環の中に、浜福のタコシウマイがあります。
2024年8月には、新地駅前に直売店「浜福」をオープン。タコシウマイを目当てに、遠方から訪れてくださるお客さまも増えました。
これからも、新地の海と共に。
受賞をいただけたこと、全国のお客さまに届くようになったこと。どれもありがたい変化です。けれど、私たちが変えないと決めているものがあります。
それは、「ひとつずつ手で包むこと」と「新地のタコを使い続けること」。浜福のタコシウマイを口にしてくださるすべての方に、多幸(タコ)の幸せが届くように。これからも、ふくしまの海の恵みを、誠実にお届けしてまいります。